自分らしい人生経営のために〜女性農家戦略ゼミ、キックオフ①〜

こんにちは、wofa運営責任者の佐藤可奈子です。
8月7日、とうとう女性農家戦略ゼミがキックオフを迎えました!

京都を拠点に100年続く農業を目指して新規就農者の有機野菜を取り扱う(株)坂ノ途中 小野さんをメンターに、アドバイザーとして、多くの社会起業家支援を行うNPO法人ETIC.の番野さん、コーディネーターとして十日町市でコミュニティデザインを行う建築家グループstudio*H5さんを迎え、史上最強の布陣で、とうとうキックオフを迎えることができました!

 

思えば新型コロナ状況下で、zoomなどを駆使しながら、wofa代表・事務局長親子とともに、冬からこの日まで何度も打ち合わせを重ねてきました…。

このプログラムは個人的にはwofaの一丁目一番地事業じゃないかと思っていて、女性農家たちが自分らしく農園と人生を経営し、自分らしい暮らしを作り、高め合うための基地と捉えています。

 

忙しすぎても、子育て中でも、立ち止まっていても、学びと成長と自分らしさを止めない!!!
そんな熱き貪欲さがある女性農家のための戦略ゼミです。

女性農家戦略ゼミのキモ

このプログラムは

完全オーダーメイドをベースにゼミプログラムを組み立てていく

◆今まで女性農家向けの研修や勉強会、単発のセミナーで取り扱ってこなかったテーマ、課題、根深い問題などを、ガッツリ、しっかり、2年かけて取り扱ってゆく

 

この2つがキモだということが、計画しながら感じました。

 

そのため、計画作りの段階では参加する女性農家ひとりひとりに、丁寧に聞き取りをしました。その子の現在地、課題、仕事や家庭の事情、目指すゴールなどなど。

例えば、これは私のものですが(めっちゃ極端w)、こう言ったチャートも使いながら、ひとりひとりの課題とニーズを把握してきました。

聞き取りをして、見えてきた共通項 / 自分にフィットした農業スタイルやテーマを見つけられていない

多種多様な様々な課題が浮き彫りになったのですが、共通項も見つかりました。

課題の本質は、
自分にフィットした農業スタイルやテーマを見つけられていないことにあるのでは、という仮説を立てました。

 

学ぶ意欲や、「収入を今よりあげたい」意欲はあるが、家事育児仕事に忙殺され、限られた時間を何に一点集中して何に投資してゆくか、決められていない。

さらにさらに、軸と戦略がない状態で、(意欲や焦りはあるので)いろいろやってしまう、
結果→効果が上がらない・売り上げにつながっていない・自分の暮らしが思ってるのと違う、さらに自分自身が疲弊してしまっている…という結果に行きついているのでは?

 

なぜ、自分にフィットした農業スタイルやテーマを見つけられていないのか?

では、なぜ軸が見つけられていないのか?これは女性特有の問題なのか?
聞き取りをしている中で、見えたことは

とにかく日常が忙しすぎる!!!目の前のことに一生懸命!というのもありましたが、もう一つ要因が。

 

・専業農家と結婚し、キャリアチェンジしたことや、農園の世代交代による変化によって、その中でどう自分らしさを出していくか模索している
・結婚出産により、それまで持っていたスタイルや軸が継続できなくなり変化が必要になった
・親の農業スタイルと自分の目指す農業スタイルが合わない
・その子が持つ様々なしがらみによって、自分の思いや夢、本来の自分を押さえ込んでいる

などなど、ライフステージや環境の変化により自分自身も変化せざるを得ない状況を前に、航海図の書き直しを余儀なくされているが、様々な事情で身動きが取れず八方塞がりな状態である、というのが見えてきました。

 

そんな分析をもとに、キックオフではまずどのようなことを行ったのか、次回書きたいと思います!

new article