「今日はみんなの誕生日!」こんなことが起きるなんて誰も想像していなかった、リーダーシップ研修

こんにちは、wofaかなやん(佐藤可奈子)です。
8月20、21日の二日間、オーセンティックワークスさんを迎え、みっちり2日間に渡るリーダーシップ研修が開催されました!

その研修が恐ろしく素晴らしく、メンバー全員が新しい自分とビジョンの発見をし、まるで別人のようになった驚きをここにレポートしたいと思います!

 

ほんっとうに、こういう出会いを待っていた〜〜〜〜!!!!

過去の延長線上にない、変容やイノベーションを起こすU理論

今回は、wofaの女性農家戦略ゼミでお世話になっているNPO法人ETIC.番野さん(ばんばん)にご紹介いただいた、オーセンティックワークス古江さん(ふるちぇん)を招いて、開催されました。

今回の研修はU理論がベースとなっており、オーセンティックワークスふるちぇんさんによると

「U理論」は、過去の延長線上ではない変容やイノベーションを個人、ペア(1対1の関係)、チーム、組織、コミュニティ、社会のレベルで起こすための原理と実践の手法を明示した理論。

とのこと。
課題解決の内面課題を解決する手法として、今回のリーダーシップ研修も、ETIC.さんはじめ、多くの企業、社会起業家、社会的企業などでも多く採用されているとのことでした。

 

今回「リーダーシップ研修」という名称でしたが、リーダーシップとは、自分自身が様々な人を率いていく意味だけでなく、自分自身の内面に対するリーダーシップという意味もあるのだと気付かされました。

どういう過程やどのようなノウハウでその結果が生まれたのか?ではなく、
その人の内面では何が起きているのか?をクリエイティビティの鍵とし、

何をどうやるか、ではなく
何者として、その行動をどこからやるのか?を自分自身の中から発見するU理論やコーチングをベースにされています。

 

新しい未来を創るリーダーシップにおいて、鍵となっているのは、
「深く観る・深く聴く」「あるがままの自分を知る」そして「本当の自分を表現する」の3つ。
今回その3つそれぞれにおいて、対話とワークを中心に進められました。

深く観る、深く聴く

深く観る、聴くについてのワークでは、
私たちがいかに前提や固定観念で物事を考えているかや、背景の感情、思いをくみながら聴く実感の気づきを得ることができました。

対話がうまくいかないとき、
相手と分かり合えないとき、
または、相手から攻撃されている、見下されている、否定されている、わかってもらえない、避けられている。。。と感じる時、変えられるのは自分だけ。

 

人の心理や自分自身の内面で起きることを理解しながら、どう向き合うか、ハッとさせられるもので膝を打つ気づきばかりでした!!!

あるがままの自分を受け入れ、自分を知る

次に、あるがままの自分を受け入れ、自分を知るワークでは
自分自身の強みや夢、価値観だけでなく
自分自身にブレーキをふませる根源的な源(これをメンタルモデルと呼ぶ)を知るワークを行いました。

 

これが、なかなか、ハードだったんです。。。

なぜなら…本当の自分を知ってしまうのって、怖いから…。

自分らしくいられなかった時ってどんな場面だったろうか…?
なぜこんな感情になるんだろう?
自分の奥底にある「私は〇〇だ」というメンタルモデルにたどり着くまで、
掘って掘って掘りまくるのです。

▶︎気づいた後の感情は様々!

ネガティブな行動を発動する、自分の内面の奥底にべっとり静かに張り付いている、そいつ!!
本当は見たくもない、そいつ!!

それに向き合うことが、こんなにも辛いことだったとは…。
丁寧に、時に大胆に、掘って掘って掘りまくるふるちぇんさん。

ひとりひとりのメンタルモデルに向き合う中で気づいたことは、
メンタルモデルは幼少期に形成されることが多いようで、
幼少期の両親との関係性や、親からのちょっとした言動に起因するものが多かったこと。

 

今回のワークを通じて、
「帰宅してから、子どもへの向き合い方が変わった」という方もいました。

とにかくもう、ボロボロのボロの顔面大洪水でした(汗)
そんなこんなで1日目が終了しました。

本当の自分を表現する

2日目。

今の気持ちをシェアしてからのスタートです。

冒頭の気持ちのシェアでは、
「眠れなかった…」
「気分が沈んで寝込みました…」
「晩ご飯が食べれませんでした…」という方が続出(^^;)
それほどまでに、本当の自分を知り、向き合うことは精神的にもハードなことでした…。

 

そんな2日目は、前日に気づいたメンタルモデルをどう扱ってゆくことで、新しい未来を創ってゆくか、メンタルモデルを手放した時に存在する自分は、何者としてどんなビジョンを描いてゆくのかに関するワークを行いました。

 

べったりくっついていたメンタルモデルをゆるし、手放すことで、湧き起こる本当の自分を掴み取るワーク。これが、意外と難しいんです。

静かな、ゆっくり深みに潜ってゆくような時間でした。
たくさんの「ありがとう」をかき集め、海底で一筋の光を辿ってゆくような。

 

メンバーも、ひとりひとりが抱えるメンタルモデルに共感し、お互いを温かく受け入れ、寄り添い、新しい自分への一歩に向けて背中を押す、そんな空間は驚くほど優しく、勇気に満ち溢れていました。

自分が作りたい世界ってこういうもの!
自分はこういう者として、誰に貢献し、生きていく。
そのために、こういうものを大切にしていく。

 

そういった、今後wofaのゼミで、農園や人生の航海図を描いてゆくための
一番大切な核が、どの人の心にもふっと沸き起こってきました。

ガシっと掴めた人、
なんとかくこれかな?と掴めた人など、その握った手の感触は人それぞれですが、

どの人もびっくりするくらい、みんなの表情が晴れやかで、すっきりしていて、キラキラしていて、充実感でいっぱいで、希望で胸いっぱいでした。

wofaゼミのコーディネーターをしているstudio*H5から参加した佐藤(写真左)は

「今日は、みんなの誕生日だね」と言っていました。
まさにそうで、

 

帰り道にお寿司を買って帰った子、
お祝いにお酒を飲んだ子、様々で新しい一歩にワクワクする1日となりました。

 

私たち、やっとスタートラインに立った。

今まで、女性農家向けに行われてきた研修や勉強会、セミナーが上滑りし、あまり効果が上げられていない理由、なんだか負のループにハマってしまっていると感じていた理由は、人生や暮らしと密接な女性の農業において、まずは走り出すマインドセットとしての人生や暮らし、他者とどう向き合い、そして自分自身は何者として何を成すのか、と言った内面を取り扱ってこなかったからだと確信しました。

女性農家の内面は課題の数だけ、複雑です。
結婚、出産といった変化や、自分の意図に反する変化、ムラ社会や女性蔑視など女性特有の厳しい状況や辛い経験の中で、諦めやしがらみも経験してきたからです。自分ではどうすることもできないものも多い中で、どう自分らしくブレイクスルーしていくか。

 

そこを解決せずに、求める女性農家像をゴールに、交流の場やスキルを提供するので、一時的なやる気や継続しないスキルに留まり、本来とても能力がある女性農家たち自身の事業や人生が大きく飛躍しない原因になっているのでは、と感じました。

私たち、やっとスタートラインに立てた。
今、そんな気持ちです。

こんな出会いを待っていた!!今までにないリーダーシップ研修

女性農家だけでなく、家族経営が多い農業において、事業承継で悩む農園や、農業に限らず起業家、社会的課題に向き合うチームのメンバーなど、多くの人が受けるべき研修だと、ばんばんが言っていましたが、まさにそう。

人間は複雑です。
思っていることと、言っていること、やっていることは多くの場合違っていることがあります。
そんな中でコミュニケーションしながら、何かを形作ってゆく、助け合い支え合いながら、未来を創造してゆくのが、人間です。またそれがより密接なのが、地方の田舎コミュニティです。

農業は地域・人・家族に密着した仕事だからこそ、なおさらです。

今回、wofaが結成してこのタイミングでメンバーと一緒に体験できたことも本当に良かったです。
wofaで何かしたい!という機運もたくさん生まれました!!
信じ合える感覚も得ることができました!
もうそれだけでも大収穫なのに!!!(涙)

 

ふるちぇんさん、ばんばん、本当にありがとう〜〜〜〜!!
(まだまだ旅はこれから。笑)

 

みんなみんな、こういう出会いを待っていました。
新しい気付きとの出会い、新しい自分との出会い、新しい世界との出会い。

 

次からは、各々が発見した

「じぶんは何者で、そして何をなしてゆくのか」をベースに、
具体的な計画作りに向かっていきます。

 

ふるちぇんさん、ばんばん、素晴らしい機会をありがとうございました!!

▶︎オーセンティックワークス株式会社
http://www.authentic-a.com

 

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毎度のことながら、子育てしながらも、事業も自分も成長してゆくことを諦めない子育て世代をサポートいただき、ありがとうございました!
今回は、保育サポーターいちごさん、阿部美記子さん、市役所農林課の小林さんより大変お世話になりました!ありがとうございました!

そしてこちらも毎度のことながら、ゆうこりんの美味しい美味しいスイーツと、まりちゃんのポンせんの差し入れを本当にありがとうございます!いつもみんなの元気の源です!

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